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乳がん|大阪市西淀川区の胃大腸内視鏡検査・乳がん検査(マンモグラフィ)

06-6474-0361

乳がんについて

乳房は、出産時に乳汁を分泌する大切な役割をもつ皮膚の付属器官です。その中には「乳腺」と呼ばれる腺組織と脂肪組織、血管、神経などが存在しています。
乳腺組織は、15~20の「腺葉」に分かれ、さらに各腺葉は多数の「小葉」に枝分かれしています。
小葉は乳汁を分泌する小さな「腺房」が集まってできています。 各腺葉からは乳管が出ていて、小葉や腺房と連絡し合いながら、最終的に主乳管となって乳頭(乳首)に達します。

乳がんとは乳房の中にある乳腺にできるがんです。
乳がんはこの乳腺を構成している乳管や小葉の内腔(内がわ)を裏打ちしている上皮細胞から発生します。

乳がんには、2種類のタイプがあります。
  • 乳管から出て、リンパ管や血管に入り込んで転移する性質の「浸潤がん」
  • 転移する性質を持たない「非浸潤がん」
がん細胞が乳管や小葉の中にとどまっているものを「非浸潤がん」あるいは「乳管内がん」、乳管や小葉を包む基底膜を破って外に出ているものを 「浸潤がん」といいます。浸潤がんでは、周囲の組織に染み込むように広がり破壊する性質があります。
一方、「非浸潤がん」は乳管外に浸潤せず、乳管の中に留まっています。そのため、遠隔転移を起こさない、おとなしいがんともいえます。

当院ではマンモグラフィと入念な超音波検査を中心にきめ細かい診察を行い的確に乳がんを診断します。

乳がんの治療法について

乳がん治療法には 手術療法・放射線療法・薬物療法があります。

乳がん治療はこれまで手術を主としてやり、薬物療法と放射線療法は手術の補助的役割に位置づけられていましたが、現在は医学の進歩によって薬物療法も放射線療法も高い治療効果が望めるようになったことと、手術のみでは根治性に限界があることが分かり、手術・薬物療法・放射線療法のそれぞれの特性を上手くいかして総合的に治療を行っています。

治療方法もガンのタイプによってかわってきます。


手術を行います。
手術後は薬物療法、放射線治療で徹底的にガン細胞をたたき再発を防ぎます。
(手術前に薬物療法を行うこともあります。)


他の臓器への転移がない場合
 手術・薬物療法・放射線療法

他の臓器への転移がある場合
 手術の適応外となり、薬物療法が中心となります。

薬物療法について

以前は、手術後に行われていた薬物療法ですが、腫瘍の縮小効果・乳房全摘→乳房温存の可能性・薬物効果の判定もしやすい事もあり、最近では手術前にする事も多くなってきています。
また、薬物療法の場合 、副作用があること、薬の種類によって治療期間も異なります。

薬物療法の種類

「ホルモン療法」がんの増殖を促す女性ホルモンが働かないようにする治療法
→更年期症状・関節痛等の副作用があり、治療期間は5~10年

「分子標的薬療法」がん細胞の増殖に関する分子(HER2)を狙い撃ちにする薬を使った治療法
→ガンにしか効かない為、副作用はかなり少なく、治療期間は約1年間

「化学療法」抗がん剤でがん細胞の増殖を抑える治療法
→全身に効く為副作用が多く、吐き気・嘔吐・白血球の減少・倦怠感・脱毛・口内炎があり、治療期間は3~6ヶ月

近年、がんの特性に合わせて、タイプに合った薬を使い分けて治療することにより、治療成績が向上しています。
乳がん治療は長期に渡る場合もあり、出産などの人生設計にも影響する為、それぞれの人生設計に応じて家庭や医師とよく相談した上で自分にあった治療法を決めるのがとても重要になります。

乳がん最新治療の選択肢

乳がんの手術の種類は乳房のふくらみを取ってしまう乳房切除術と乳房を残す乳房温存術があります。がんの大きさ、広がり、数、位置、リンパ管への転移、程度等に応じて手術方法を選択します。最近では手術とその他の治療法を組み合わせて手術を小さく行う考え方が進んでいます。

乳房切除術と乳房再建術

乳房切除術の方でも手術前に薬物療法を行い、がんを小さくし乳房温存術へもっていくことができます。乳房切除術の方の為に乳房再建術があります。インプラントと呼ばれるシリコンなどを使用したり、患者さんのお腹の脂肪や背中の筋肉などを移植して再建する自家組織移植と呼ばれる方法があります。

手術時期は乳房切除術と同時に行う一期再建と期間を開けて行う二期再建があります。手術を行う際は担当医と術後の外見や違和感などを確認し、自分に合った手術法を選択することがとても大事になります。

乳がんと妊娠について

乳がんの治療後に妊娠を希望する方で、かつては妊娠ががんの再発の危険性を増やしたり、胎児に抗がん剤の影響を受けるのを心配して妊娠を断念する方が多かったのですが、現在は年齢によっては妊娠、出産は可能になりました。放射線治療中、薬物療法中は避妊が必要で抗がん剤、ホルモン剤を使うと月経が止まる場合があります。
月経が再開されると妊娠、出産は可能ですが、最終的に薬物療法が行われないことによる乳がんの再発リスクと天秤にかけて決めることになります。現在は治療後に無月経になった場合の為、受精卵や卵子を凍結保存する方法もあります。

乳がんへの対策について

乳がんは、どの世代でもなる可能性があります。
再発・転移を繰り返して命を落とす危険のある怖い病気です。
※2015年の乳がん患者数はおよそ8万9千人。日本人女性の12人に1人が向き合うことになります。乳がんは、他のがんと比べて 再発・転移しやすいので、毎年の検診で早期発見がとても大事です。

乳がん検診を受ける!
月に一度セルフチェックをする!
をして体の変化がないか注意し、早期発見が命を救うことになります。
検診を受けたことがない方や気になる方は一度検診を受けることをお勧めします。