2017年6月24日放送の「ウェークアップ!ぷらす」に当院・乳腺科担当の岩本充彦医師が出演し、乳がんについて専門医としてお話いたしました。
2017年6月24日放送の「ウェークアップ!ぷらす」に当院・乳腺科担当の岩本充彦医師が出演し、乳がんについて専門医としてお話いたしました。
日本では女性の11人に1人が患うというデータもあり、乳がんの罹患率は年々増えています。乳癌治療は新しい薬剤が毎年承認、開発されており長期生存されている方も多くいらっしゃいます。乳がんのタイプによって効果的な薬も開発されています。
乳がんには女性ホルモン関係するもの、しないもの、タンパク質の有無など様々な種類があります。初潮が早まり、閉経が遅くなるなど女性ホルモンの影響をうける期間が増えており女性ホルモン関係ある乳がんが増えているとも言われています。
乳がんの発見にはマンモグラフィー、エコー検査、自己検診が有効です。マンモグラフィーにしか見えない石灰化やエコー診断にしか見えない腫瘍があります。しこりの他にも、皮フが引き込まれてえくぼのような引き込まれる場合や飛び出すなどのサインもあります。しこりなどの自覚がある場合は必ず両方受けたほうがよいでしょう。
市民健診の多くはマンモグラフィーしか認められていないケースが少なくありません。若い方など乳腺が多い方はマンモグラフィーでは映りにくい高濃度乳腺の可能性があります。その場合も超音波の併用が推奨されます。